国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年7月14日に行われたイプシロンSロケット第2段モータの地上燃焼試験で生じた爆発・火災事故について、住民や関係者に深く謝罪しました。

事故の被害と原因調査の状況は以下の通りです。

【被害の確認状況】
– 人的被害:なし
– 第三者物的被害:なし
– JAXA設備の損傷:真空燃焼試験棟及びその内部設備の損壊、実験場内隣接建屋の破損(窓ガラス、扉等)

【原因調査状況】
– モータ点火後約20秒で燃焼圧力が予測圧力から乖離し始め、点火後約57秒で燃焼圧力が約7.5MPaでモータが爆発した。
– 第2段モータの大部分は試験棟内外に飛散し、一部は安全の観点から回収済み。

原因については現在検討中で、データ評価や映像の詳細確認、使用モータの検査記録の確認などを進め、故障の原因を詳細化して調査を進行中です。

https://www.jaxa.jp/press/2023/07/20230717-1_j.html