東海クラリオン株式会社(以下、TCL)、株式会社アジア・テクノロジー・インダストリー(以下、ATI)、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)は、2023年6月より「後のせ自動運転システムYADOCAR-i(ヤドカリ)ドライブ」に関する共創活動を開始しました。

この共創活動では、TCLとATIが開発中の地域限定の自動運転レベル4の“YADOCAR-iドライブ”に、JAXAのセンチメータ級測位補強信号を活用した高精度単独測位「MADOCA-PPP」を適用します。これにより、測位の精度向上と高速化を実現し、過疎化の町や観光地でのラストワンマイルの移動手段として、レベル4の自動運転を市場最安値で実装することを目指します。

全国に2,000箇所以上ある限界ニュータウンでの交通弱者の生活の足や、過疎地での高齢者の日常の移動、また観光地でのラストワンマイルの移動手段として、安価な自動運転車が求められています。これらのニーズに応えるために、TCLとATIは既存のモビリティに最小限の機材の追加搭載で自動運転を実現するYADOCAR-iドライブを共同開発しています。

今後の共創活動では、TCLは自治体や観光関連業界に対し、低価格自動運転の活用モデルとして「後のせ自動運転システムYADOCAR-iドライブ」を提案し、デモンストレーションを実施します。ATIは、MADOCA-PPPに対応したマルチGNSS受信機の開発・製造を行う株式会社コアと連携し、現場ごとに違う環境に適応した自動運転システムの開発を行います。JAXAは、MADOCAおよびMADOCA-PPPの技術開発に継続的に取り組んでいます。

これらの取り組みにより、自動運転を安価に提供することは、スマートシティ化につながり、さまざまなサービスとの組合せが生まれ、運用費を限りなくゼロにできると考えられます。

https://www.jaxa.jp/press/2023/08/20230808-1_j.html