アメリカのNASAの発表によると、来週、ノースカロライナ州とロードアイランド州の学生たちは国際宇宙ステーションに滞在中の宇宙飛行士たちと交流する機会を得るそうです。

この2つの地球と宇宙間の通話は、それぞれ9月13日(水曜日)と9月14日(木曜日)にNASAのテレビ、NASAアプリ、そしてNASAのウェブサイトでライブ放送される予定です。

具体的には、9月13日の午前11時05分(EDT)には、NASAの宇宙飛行士フランク・ルビオとESA(ヨーロッパ宇宙機関)の宇宙飛行士アンドレアス・モーゲンセンが、ノースカロライナ州チャペルヒルの学生たちからあらかじめレコーディングされた質問に答える予定です。このイベントは、チャペルヒル・カーボロ市立学校が主催し、学問分野への参画が少ない学生たちや伝統的な学問から逸脱する学生たちが、科学、技術、エンジニアリング、数学を追求することを奨励することを目指しています。

また、9月14日の午前10時25分には、NASAの宇宙飛行士ジャスミン・モーグベリとルビオが、ロードアイランド州の学生たちからあらかじめレコーディングされた質問に答えます。このイベントは、ロードアイランド科学教師協会が主催し、州全体の「宇宙探査ローラパルーザ」の一環として、学生たちを宇宙研究とつなげることを目的としています。

22年以上にわたり、宇宙飛行士たちは国際宇宙ステーションで生活しながら技術をテストし、科学的な活動を行い、地球からさらに遠くを探査するためのスキルを開発してきました。宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士たちは、24時間体制でヒューストンのNASAミッションコントロールセンターと通信をとり、Space Communications and Navigation (SCaN) Near Space Networkを通じて情報をやり取りしています。

国際宇宙ステーションで行われている重要な研究と技術調査は、地球上の人々に利益をもたらし、未来の探査の基盤を築く役割を果たしています。NASAは、アルテミス計画の一環として、火星への人間による探査の準備として宇宙飛行士を月に送り込む予定です。次世代の探査者たち、つまりアルテミス世代を鼓舞することで、アメリカは宇宙探査と発見の先頭を続けて行くことができるでしょう。

国際宇宙ステーションでの研究に焦点を当てたビデオとレッスンプランは、以下のウェブサイトでご覧いただけます:https://www.nasa.gov/stemonstation

Source: http://www.nasa.gov/press-release/nasa-international-astronauts-to-speak-with-students-in-two-states