ヨーロッパのESAの発表によると、彼らが公開した新たな衛星画像には、フィンランド湾での華麗なブルーム(藻類の大発生)が捉えられています。この画像は、ESAの地球観測衛星「コペルニクス・センチネル-3」が撮影したもので、フィンランド湾の表面で起こっている自然の現象を詳細に記録しています。

この衛星画像を見ると、フィンランド湾の水面が鮮やかな青緑色に染まっているのが分かります。これは、光合成を行う微小な海洋生物、フィトプランクトンの大発生、すなわち「ブルーム」が起きている証拠です。ブルームは通常、春から初夏にかけての海水温度上昇とともに発生し、海洋生態系に大きな影響を及ぼすことが知られています。

フィトプランクトンは、海洋の生態系において重要な役割を果たしています。彼らは、海洋の食物連鎖の底部に位置し、他の海洋生物の食物源となります。また、光合成により大量の酸素を生み出し、地球上の酸素の大部分を供給しています。しかし、ブルームが過度に発生すると、海洋生物に有害な影響を及ぼす可能性もあります。大量のフィトプランクトンが死ぬと、分解過程で酸素が消費され、海水中の酸素レベルが低下します。これにより「死海域」が生じ、海洋生物が生存できなくなる場合があります。

ESAの地球観測衛星「コペルニクス・センチネル-3」は、地球の海洋、大気、陸地の観測を行い、気候変動、海洋生態学、自然災害などの研究に利用されています。このような衛星の観測データは、地球の環境変化をモニタリングし、将来の予測を立てるための重要な情報を提供します。

以上、フィンランド湾のフィトプランクトンブルームの詳細な観測結果については、ESAの公式ウェブサイトで閲覧可能です

Source: https://www.esa.int/ESA_Multimedia/Images/2023/09/Earth_from_Space_Blooms_in_the_Gulf_of_Finland