アストロスケール、墨田区と連携協定を締結

宇宙ごみ(スペースデブリ)の除去を含む軌道上サービスに取り組むアストロスケールホールディングスの子会社、アストロスケールが東京都墨田区と連携協定を結んだことが明らかとなりました。この協定は、墨田区とアストロスケール双方の特性および資源を有効に活用し、地域社会の活性化および相互の発展を目指すものです。

具体的な活動としては、2023年7月にアストロスケール本社にオープンした見学施設「オービタリウム」の区民無料デーの提供、アストロスケールホールディングス創業者兼CEOの岡田光信による起業家精神や宇宙事業に関する講演の提供、そしてアストロスケールによる墨田区のふるさと納税返礼品の登録などが検討されています。

アストロスケール代表取締役社長の加藤英毅は、「墨田区は2021年度SDGs未来都市に選定されるなど、SDGsの中心地であり、またイノベーションの創出にも積極的です。その環境は、宇宙の持続可能性(スペースサステナビリティ)の実現を目指し、軌道上サービスに取り組むアストロスケールにとって理想的と言えるでしょう。今回の連携協定の締結を通じて、墨田区との連携を強化できることを嬉しく思います」とコメントしています。

アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、次世代へ持続可能な軌道を継承するため、全軌道における軌道上サービスに専業で取り組む民間企業です。軌道上で増加し続けるデブリの低減・除去策として、衛星運用終了時のデブリ化防止のための除去、既存デブリの除去、寿命延長、故障機や物体の観測・点検など軌道上サービスの実現を目指し技術開発を進めています。

Source: PR TIMES