アメリカのNASAの発表によると、同機関は10月26日(木)午前11時(EDT)にメディア向けの電話会議を開催し、レーザー通信システムと新たな研究について議論する予定です。これらの調査は、来月に国際宇宙ステーションへ向かう多数の研究と技術実験のうちの2つです。詳細はNASAのウェブサイト(https://www.nasa.gov/nasatv)でライブストリーミングされます。

打ち上げは、11月5日(日)午後10時01分(EST)以降を予定しています。SpaceXのDragon宇宙船は、同社のFalcon 9ロケットに搭載され、NASAのケネディ宇宙センターの39A発射施設から打ち上げられます。

このミッションでは、科学研究、技術実証、クルーの補給品、ハードウェアなどが宇宙ステーションへ運ばれ、第70次長期滞在クルーをサポートします。これには、NASAの統合レーザー通信中継デモンストレーション低地球軌道ユーザーモデムとアンプ端末(ILLUMA-T)および大気波実験(AWE)が含まれます。

電話会議への質問は、クレア・Oシェイ氏に2時間前までにRSVPする必要があります。また、一般の方はソーシャルメディアを使用して#AskNASAで質問を提出することができます。

電話会議の参加者には、NASAのジョンソン宇宙センターの国際宇宙ステーションプログラムのデービッド・ブラディ准教授が含まれ、Dragon宇宙船に搭載される研究と技術について概説します。

ILLUMA-Tは、宇宙ステーションから地球同期軌道のNASAのレーザー通信中継デモンストレーションへの高データレートレーザー通信をテストすることを目指しています。このシステムは、従来の無線周波数システムよりも高いデータレートで情報を送受信するために、見えない赤外光を使用します。

また、AWEは赤外線イメージング装置を使用して、大気重力波の特性、分布、移動を測定します。これらの波は、空気が乱れると地球の大気を通過します。また、大気重力波が宇宙天候にどのように寄与するかも調査します。大気重力波の理解が深まれば、地球の大気、天候、気候の理解が進み、宇宙天候の影響を緩和する方法の開発につながる可能性があります。

国際宇宙ステーションは、地球、宇宙、物理、生物科学における科学的知識を進展させ、我々の生活に利益をもたらしています。また、月や火星への人間とロボットの探査を可能にする先端的な研究と技術開発が行われる世界最先端の研究所でもあります。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/join-nasa-to-discuss-high-rate-laser-comms-demo-space-station-science/