アメリカのNASAの発表によると、ロシアの宇宙飛行士が国際宇宙ステーションの外側で宇宙遊泳を行う様子が、NASAテレビやNASAアプリ、NASAの公式ウェブサイトで生中継されることが明らかになりました。この情報は、2023年10月23日に更新されたもので、宇宙遊泳の予定時間の変更を反映したものです。

具体的には、2023年10月25日(水)に、ロスコスモス(ロシア宇宙局)の宇宙飛行士2人が、通信ハードウェアの設置と軌道複合体の一部の点検を行うために、国際宇宙ステーションの外側で宇宙遊泳を行います。中継はEDT(東部標準時)で午後1時30分から始まり、宇宙遊泳は午後1時55分に開始され、最長で7時間続く予定です。

70回目の遠征隊として国際宇宙ステーションに滞在中のOleg KononenkoとNikolai Chubの2人の宇宙飛行士が、Poiskモジュールから外へ出て、合成レーダー通信システムを設置し、ソーラーセイル技術をテストするためのナノサテライトを放出します。また、彼らは宇宙ステーションの外側で、2023年10月9日に冷却剤の漏れが発生したNauka多目的実験室モジュールの外部バックアップラジエーターを点検し、写真を撮影する予定です。

この宇宙遊泳は、宇宙ステーションの組み立て、保守、アップグレードを支えるための268回目のものになります。Kononenkoは6回目、Chubは初めての宇宙遊泳となります。Kononenkoは赤いストライプのOrlan宇宙服を、Chubは青いストライプの宇宙服を着用する予定です。

なお、国際宇宙ステーションに関する最新のニュース、画像、特集は、ステーションのブログ、Instagram、Facebook、Xで確認できます。国際宇宙ステーションの研究と運用についての詳細は、以下のURLで確認できます:https://www.nasa.gov/station

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-sets-coverage-for-roscosmos-spacewalk-outside-space-station/