アメリカのNASAの発表によると、同機関の独立検証・確認プログラム(IV&V Program)のオライオンチームが、アルテミスIミッションへの貢献に対してスペースフライトアウェアネス賞を受賞したとのことです。この授賞式は、フェアモントのI-79テクノロジーパークで開催されました。

ゴダード宇宙飛行センター(GSFC)のスペースフライトアウェアネス(SFA)賞授賞式は、宇宙飛行士の安全とミッション成功を推進する役割で成果を上げた従業員やチームを表彰する年次イベントです。IV&Vのオライオンチームは、「アルテミスIミッションを支えるオライオンプログラムの安全性とミッション重要ソフトウェアの品質、信頼性、安全性の向上」に対する顕著な貢献により、チーム賞を受賞しました。

アルテミスIは、有人でない月への飛行試験で、月や将来の火星への探査を可能にする一連の複雑なミッションの最初のものでした。IV&Vの受賞者たちは、最近ウェストバージニア州フェアモントで開催された式典で称えられ、IV&Vプログラムディレクターのウェス・デドリック氏とNASAの宇宙飛行士で科学者のスタンリー・ラブ氏がイベントでスピーチを行いました。

SFAプログラムによると、IV&Vオライオンチームは、オライオンプログラムやその他の顧客と密接に連携し、約3,000件の高度な問題とリスクを特定し、解決に努めたとのことです。NASAによれば、アルテミスミッションでは、オライオンは乗組員を宇宙に運び、緊急脱出能力を提供し、宇宙旅行中の乗組員を維持し、深宇宙からの帰還速度から安全に再突入することを担当します。

デドリック氏は授賞式で、「NASAの有人宇宙飛行ミッションは進化するシステムとソフトウェアに大きく依存しており、これらのシステムの安全性が失敗すればミッションも失敗する」と述べ、「この点で、有人宇宙飛行ミッションだけでなく科学ミッションにおいても、IV&Vプログラムはゴダードと機関にとって不可欠になっている」と指摘しました。

アルテミスプログラムについての詳細、またはSFAプログラムと賞についての詳細は、NASAの公式ウェブサイトをご覧ください。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/ivv-programs-orion-team-receives-space-flight-awareness-award/