ヨーロッパのESAの発表によると、2023年10月30日から31日にかけて、ESA本部(パリ)で初の「地球観測商用化フォーラム」が開催される。このイベントでは、地球観測分野の投資家、機関、起業家、各種企業が集まり、地球観測の商業的潜在能力と課題について議論する。

このフォーラムは、ヨーロッパだけでなく世界の地球観測商用化に関わる関係者が議論の場を持つとともに、最新のトレンドや戦略、技術、産業面での商業市場を探求する。また、パリからのセッションはESA WebTV Twoでライブ配信される。

10月30日の開会式では、ESAの事業長と地球観測プログラム、商用化、産業、競争力の部門長からの歓迎の言葉で始まる。その後、「EO Worldwide Market」セッションでは、ESA、貿易団体、専門家からの意見を交えて市場の状況とトレンドについて議論する。

「EO commercialisation and New Space at ESA」セッションでは、ESAが地球観測商業業界と新たな宇宙ビジネスへどのように刺激を与え、利用しているかを示す。また、「ESA Gold Cases」では、地球観測の商用化と新宇宙におけるヨーロッパの成功例を業界からのプレゼンテーションで紹介する。

さらに、「The CommEO Award」では、革新的で有望な地球観測スタートアップがビジネスアイデアをピッチし、ESA CommEO Awardを競う。

10月31日の「The EO Investors perspective」セッションでは、VC、EIB、ビジネスからの意見を交えて、私的および公的な投資家の視点を取り上げる。また、「Commercial EO opportunities from Future Connectivity and EO」パネルでは、IoT4EO接続、規制環境、リアルタイムタスキングバリューチェーンの今後の展望を提供し、地球観測分野全体への影響を分析する。

最後に、「Towards European leadership of the global EO commercial market」パネルでは、欧州委員会、ESA、ESA加盟国代表、産業界、投資家が一堂に会し、「我々はどのようにしてヨーロッパで一貫した成長を促し、世界的な地球観測商業リーダーになるか?」という問いについて議論する。

Source: https://www.esa.int/Applications/Observing_the_Earth/Watch_live_ESA_s_Earth_Observation_Commercialisation_Forum