ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は11月7日、最近打ち上げられた宇宙望遠鏡「ユークリッド」が捉えた初のフルカラー画像を公開すると発表した。ESAによると、これまでにこのような鮮明な天文画像を広大な範囲に撮影した望遠鏡はなかった。公開される5枚の画像は、望遠鏡が宇宙の最も広範囲な3Dマップを作成し、隠された秘密を明らかにするミッションに向けて準備が整っていることを示している。

画像の公開は11月7日午後2時15分(中央ヨーロッパ時間)からESAのWeb TVやYouTubeのライブ配信で視聴できる。ライブ配信では、ユークリッドの光学性能を示す5枚の新しい宇宙の肖像画が披露され、画像に隠された科学的意義について専門家が解説する。

ESAは高解像度の画像を含むプレスリリースを公開する。画像の完全なセットは、ESAの画像アーカイブでも入手できる。ESAのソーシャルメディアでは#AskESAのハッシュタグを使って質問ができ、専門家がオンラインで回答する。11月9日にはRedditのAskScienceで専門家による「Ask Me Anything」セッションも開かれる。

ユークリッドは2024年初めから本格的な科学観測を開始する。6年間のミッションで収集されたデータは毎年公開され、今後数年間でさらなる画像と結果が得られる見込みだ。

Source: https://www.esa.int/Science_Exploration/Space_Science/Euclid/How_to_watch_the_reveal_of_Euclid_s_first_images_live