アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月1日、オランダがアルテミス協定に31番目の署名国として加わったと発表した。ワシントンのオランダ大使公邸で、NASAのビル・ネルソン長官とオランダ宇宙局のハーム・ファン・デ・ウェテリング局長が署名式に出席した。

アルテミス協定は、NASAの月探査計画「アルテミス計画」に参加する国の間での宇宙探査の協力の指針を定めたもの。宇宙条約など既存の国際法を補完し、月面での活動における誤った干渉の回避などの原則を含む。

ネルソン長官は「オランダをアルテミス協定の家族の最新メンバーとして歓迎する」と述べ、オランダとの宇宙分野での協力関係を歓迎した。一方、ファン・デ・ウェテリング局長も「NASAとオランダは宇宙分野で古くから強固なパートナー関係にある」と語った。

アルテミス協定は2020年に7カ国の署名で発足し、10月にアイスランドが30番目の署名国となっていた。今後もさらなる国々が署名する見込みだ。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-welcomes-netherlands-as-newest-artemis-accords-signatory/