アメリカ航空宇宙局(NASA)が11月2日に発表したプレスリリースによると、NASAのケプラー宇宙望遠鏡で観測されたデータの継続的な解析により、中心の恒星から強烈な熱を受けている7つの惑星からなる系外惑星系「ケプラー385」が新たに発見された。

ケプラー385系は、6個以上の惑星または惑星候補を持つ系外惑星系としては数少ない例の1つである。系内の7つの惑星はすべて、地球より大きく海王星より小さいサイズだという。これは、太陽系の惑星とは異なる特徴だ。

NASAエイムズ研究センターのジャック・リスゥアウアー研究員らがまとめた新しいケプラー星候補カタログによると、ケプラー385系を詳細に記述できたことは、カタログの質の高さを示している。ケプラー計画の最終カタログが惑星の存在頻度を測定することに重点を置いていたのに対し、今回の研究は各系外惑星系の情報を正確に記述することに注力した。

ケプラー宇宙望遠鏡による観測は2013年に終了したが、収集されたデータから今なお新発見がもたらされている。ケプラー計画は、銀河系には恒星よりも多くの惑星が存在することを示したが、今回の研究は、個々の惑星とその系外惑星系の詳細な姿を明らかにし、太陽系外の多くの世界に対する私たちの見方をさらに深めることになるだろう。

Source: https://www.nasa.gov/general/scorching-seven-planet-system-revealed-by-new-kepler-exoplanet-list/