アメリカのNASAの発表によると、NASAは月面探査車VIPERの組み立てと試験運転の様子を一般公開すると発表しました。VIPERはNASA初の月面ロボット探査車で、2023年11月から2024年1月にかけて、テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターで組み立てと試験が行われます。NASAはこの工程を月に1回程度のペースでライブ配信し、視聴者からの質問に英語とスペイン語で答える「ウォッチパーティー」を開催するとしています。

VIPERは2024年後半に月の南極に着陸し、永久影の地域を探査して、月の水の謎を解き明かすことを目指しています。探査車は月面を移動しながら、水の氷とその他の揮発性物質の位置と濃度を測定します。これにより、凍った水と揮発性物質が月の土壌にどのように分布し、長期にわたって保存されてきたのかを明らかにすることができます。

VIPERは、アメリカの有人月面探査計画アルテミス・プログラムのために、月面環境を特徴付け、人間の長期滞在に必要な水や資源を集める場所を特定するのにも役立ちます。

Source: https://www.nasa.gov/es/mira-como-la-nasa-construye-su-primer-vehiculo-lunar-robotico/