アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月3日、STEM(科学・技術・工学・数学)教育支援プログラム「NASA ASTRO CAMP®」の2022会計年度の活動報告を発表しました。発表によると、NASA ASTRO CAMP®コミュニティパートナー(ACCP)プログラムは、331のコミュニティサイト(米国外31サイト含む)と提携し、青少年、家族、教育者にインスピレーションを提供しました。参加者には、少数派グループの学生、障害のある学生へのアクセシビリティ、恵まれない都市部や地方の学生に焦点を当てました。

ACCPサイトは最低30時間のNASA STEMアクティビティを提供しています。2022会計年度には、カタール、エクアドル、メキシコ、インド、ウクライナ、スペインなど世界各地の31か国のサイトと提携しました。合計で11万5000人以上の学生がプログラムに参加し、前年度の3万5000人から300%以上増加しました。

また、追加の7万4454人の学生が特別なSTEMアクティビティに参加し、前年度からも増加しました。1160人のファシリテーターを養成するなど、STEM分野の格差をなくし、障壁を打破するために前進しています。

ACCPアクティビティは、NASAの科学ミッションに貢献しつつ、科学的理解を向上させ、生涯学習を促す実践的な機会を学生に提供しています。NASAステニス宇宙センターのACCPチームが開発したテーマ別モジュールを、訓練されたコミュニティ教育者が実施しています。

1990年代に1週間のキャンプとしてスタートしたASTRO CAMPは、学校、博物館、図書館などとの連携により、世界的な拡大を遂げています。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-astro-camp-sets-new-record-while-providing-stem-opportunities/