アメリカ航空宇宙局(NASA)が11月6日に発表したプレスリリースによると、火星探査車キュリオシティが火星に着陸してから4000日目を迎えた。キュリオシティは2012年8月5日に火星のゲールクレーターに到着して以来、精力的に科学調査を続けている。

キュリオシティはこれまでに39回のドリルサンプリングを行い、古代の火星が生命を維持できる条件を持っていたか調べている。ローバーは5kmの高さがあるシャープ山の山麓をゆっくりと登っている。山の層は火星の気候変動を記録している。

最新のサンプルは「セコイア」と名付けられた岩石から採取した。科学者はこのサンプルから、火星が乾燥し始めた数十億年前に硫酸塩鉱物が形成された環境を知る手がかりが得られることを期待している。

キュリオシティは2012年の火星到着から現在までに20マイル以上を移動し、過酷な環境に耐えてきた。エンジニアチームは左マストカメラのフィルターホイールの不具合を解決しようと作業している。ローバーの原子力電源も正常に機能しており、今後数年は調査を継続できる見込みだ。

NASAは11月中旬から下旬にかけての太陽との合期間、キュリオシティの作業を中断する予定だ。

Source: https://www.nasa.gov/missions/mars-science-laboratory/curiosity-rover/nasas-curiosity-rover-clocks-4000-days-on-mars/