アメリカ航空宇宙局(NASA)のステニス宇宙センターが、2024年から2028年までの戦略計画を発表しました。計画では、同センターの将来の方向性として、推進システムの多目的テスト施設への変革、持続可能な連邦都市としての成長、自律航空システムの設計、無人航空機・陸上機・海洋機のテスト・運用のための射場インフラの活用、将来のNASAステニスの人材育成・最適化、などの重要分野での目標と方針が示されています。

過去60年間で宇宙開発の状況は大きく変化し、商業宇宙産業が拡大する中、NASAステニスもアポロ計画からスペースシャトル、SLSと人類の宇宙探査の各時代のロケットエンジン試験を支えてきました。今後は、これまでの実績と熟練した人材、施設を活かし、新たなテナントの誘致や自律システム分野への展開などに取り組む方針です。

センター長のリック・ギルブレク氏は、「未来を予測する最良の方法はそれを創造することだ」と述べ、宇宙とイノベーションへの道はミシシッピを通過し続けると強調。戦略計画はその実現に向けた指針となるとしています。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-stennis-compiles-framework-for-the-future-to-guide-center-forward/