アメリカ航空宇宙局(NASA)は7日、一般市民の参加により科学研究が進展していると発表した。NASAの報告によると、コンテスト、クラウドソーシング、市民科学活動を通じて、天文学、地球科学、惑星科学、生物学、物理学、太陽物理学などの分野で、市民と協力して科学的発見を行っている。

例えば、天文学分野では、WISE衛星のデータを解析し、太陽系近傍を移動する天体を発見するプロジェクト「Backyard Worlds: Planet 9」が進行中で、これまでに3500個以上の褐色矮星が発見された。

地球科学分野では、世界中の教育者と学生が参加する地球環境観測プログラム「GLOBE」の一環として、木の高さ観測データを集めるコンテストが実施され、50カ国から1500箇所で4700件以上のデータが集まった。

このように、NASAはコンテストやクラウドソーシングを活用して、天文学、地球科学、惑星科学、生物学、物理学、太陽物理学などの分野で、市民の力を借りて研究を推進している。一般市民の参加により、科学の新たな領域が切り拓かれている。

Source: https://www.nasa.gov/general/reaching-new-frontiers-in-science-supported-by-public-participation/