アメリカ航空宇宙局(NASA)は7日、同局の次期25年間の航空研究ビジョンとその実現に向けた最新の取り組みについて発表した。
NASAによると、次期25年間の航空研究のビジョンは、安全で効率的、柔軟で環境持続可能な航空輸送システムの実現を目指すもので、このビジョンのために一般公募のコンテストを開催するなどして技術開発を進めている。
例えば、航空の将来予測コンテストでは、25年後の航空の状況を想定したタイムラインやストーリーを募集し、機械学習が商用や個人用の飛行に大きな影響を与える可能性があるとの提案が最優秀賞を受賞した。
また、無人航空機の地上管制ソフトウェア開発コンテストでは、58カ国から92件の応募があり、ソフトウェアの改良を進めた。
さらに、米国空港の滑走路設定の変更を予測するアルゴリズムコンテストでは、ニューヨーク大学などの提案が上位入賞し、4万ドルの賞金が授与された。
NASAは今後も公募コンテストを通じ、航空技術の革新と産業発展に貢献していく方針だ。
Source: https://www.nasa.gov/general/advancing-technology-for-aeronautics/