アメリカのNASAの発表によると、11月8日にNASAの宇宙飛行士候補生がカリフォルニア州シリコンバレーにあるエイムズ研究センターを訪れ、熱シールドなどについて学んだ。写真はアークジェットコンプレックスで、宇宙船の熱防護システムがテストされている場所。10人のNASA宇宙飛行士候補と2人のアラブ首長国連邦の宇宙飛行士が写っている。オリオン宇宙船の熱シールドで使用された材料は、ここエイムズでテストされた。

宇宙飛行士候補たちは他の施設も訪れ、アルテミス計画やその他への貢献について学んだ。これには、SLSロケットの風洞実験やスーパーコンピュータシミュレーション、宇宙飛行士を支援するAstrobeフリーフライングロボットの開発、宇宙生物科学研究、Vertical Motion Simulatorの飛行シミュレーションなどが含まれる。

11月8日と9日には、一般向けの月面ローバーVIPERの組み立て状況をライブ配信するイベントが開催された。ローバーの個々の部品はすでに組み立てられテストされている。今後、最終組み立てとテストが行われ、2024年半ばにフロリダ州のAstrobotic施設に輸送される予定だ。2024年後半にVIPERは月面に着陸し、水の氷などの資源分布を調査する。

エイムズはVIPERミッションの管理と科学面のリードを務める。ローバー車両はヒューストンのジョンソン宇宙センターで設計・製造され、楽器はエイムズ、ケネディ宇宙センター、Honeybee Roboticsが提供する。

Source: https://www.nasa.gov/centers-and-facilities/ames/nasa-ames-astrogram-november-december-2023/