アメリカのNASAの発表によると、

ジュピターの大気の激しい風は惑星の内部に円筒状に垂直に貫入していることがわかった。NASAの探査機ジュノーが測定した重力データから、ジュピターの東西の強力なゾーナルジェット流は、雲の白と赤の帯から内部に延びていることが確認された。

しかし測定結果は、風が放射球状にすべての方向に広がるのではなく、回転軸に沿って円筒状に内部に入り込んでいることも明らかにした。ジュピターの深い大気の風がどのように構造化されているかは、1970年代から議論されてきたが、ジュノーミッションによってこの論争は解決した。

ジュノーは現在も飛行を続けており、ジュピターとその衛星のフライバイ観測を行っている。12月30日のイオフライバイは、これまでで最も近い約1500kmまで接近する。ジュノーミッションが進むにつれ、新しいジュピターの姿が明らかになり、太陽系内外のすべての巨大惑星に関連する科学的成果が得られている。

Source: https://www.nasa.gov/missions/juno/nasas-juno-finds-jupiters-winds-penetrate-in-cylindrical-layers/