日本のJAXAの発表によると、

東京海上日動火災保険とJAXAは、2023年11月10日に「宇宙リスクソリューション事業」に関する共創活動を開始した。

宇宙産業市場は2040年には現在の3倍以上の150兆円規模に成長すると予測されている。宇宙産業の拡大に伴い、軌道上サービスや民間商業ステーションなどの新規事業に対するリスク評価やリスク低減の需要が高まっている。しかし、これらの分野では過去の実績が少なく、リスクの定量化が難しいため、適切な保険の手配が困難な状況にある。

そこで今回の共創活動では、東京海上日動の保険分野でのノウハウと、JAXAの技術的リスクマネジメントのノウハウを組み合わせ、民間商業ステーション事業を対象に、リスク評価手法を確立する。これにより、宇宙分野の新規参入企業への支援を行うとともに、事業の継続性確保を目指す。

具体的には、民間商業ステーションのリスク評価、リスク低減コンサルティング、保険商品の提供などのサービスを検討している。東京海上日動とJAXAは、本活動を通じて、多くの事業者が宇宙産業に参入しやすい環境作りを目指している。

Source: https://www.jaxa.jp/press/2023/11/20231110-1_j.html