アメリカ航空宇宙局(NASA)のステニス宇宙センターが11月14日に発表したプレスリリースによると、同センターは月面有人飛行計画「アポロ」の宇宙飛行士でミシシッピ州出身のフレッド・ハイズ氏が11月14日に90歳の誕生日を迎えたことを報告した。

ハイズ氏は1966年にNASAの第5期宇宙飛行士に選ばれ、アポロ8号と11号のバックアップクルーを務めた後、1970年のアポロ13号で初の宇宙飛行を果たした。アポロ13号は酸素タンクの爆発事故に見舞われたが、ハイズ氏は司令船操縦士のジム・ロヴェル氏、機械船操縦士のジャック・スウィガート氏とともに地球への生還に成功した。

ハイズ氏はアポロ計画終了後もNASAで活動を続け、1997年に宇宙飛行士の殿堂入りを果たした。母校であるビロクシの小学校には月の石を寄贈するなど、長年にわたり宇宙飛行の大使としてNASAの広報活動に尽力してきた。ステニス宇宙センターは、ハイズ氏の90歳の誕生日を祝福するとともに、その輝かしい業績に敬意を表した。

Source: https://www.nasa.gov/centers-and-facilities/stennis/november-lagniappe-2023/