アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月14日、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の光学望遠鏡アセンブリのリードシステムエンジニアを務めるジョシュア・エイベル氏についてプレスリリースを発表しました。

エイベル氏の仕事は、「光学望遠鏡アセンブリをローマン天文台に予定通りに、予算内で、すべての技術要件を満たして納入すること」だとしています。

エイベル氏は1999年にパデュー大学で生体医工学を専攻する学際工学の学士号を取得しました。その後、衛星の熱制御システムエンジニアとしてSpace Systems/Loralで働いた後、2005年にゴダード宇宙飛行センターに移り、ハッブル宇宙望遠鏡のサービスミッションなどに携わりました。2018年から現在のローマン望遠鏡の仕事に就いています。

エイベル氏は、チームとともにベンダーの計画をレビューし、技術的な問題を解決することで、アセンブリを予定通りに納入することを目標としていると述べています。また、広い工学的背景が自分を助けており、チーム内外のコミュニケーションが重要だと考えているとのことです。

若手エンジニアに対しては、「どのプロジェクトにも全力を尽くし、質問を恐れないこと」をアドバイスしています。ゴダードのエンジニアは助けてくれるので、その助言を生かすことが大切だと語っています。

エイベル氏はサッカーのコーチングやギター演奏などの趣味を持ち、家族との時間を大切にしているそうです。

Source: https://www.nasa.gov/people-of-nasa/goddard-people/joshua-abel-delivering-romans-optical-telescope-assembly-on-time-on-target/