アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月15日、2023会計年度の財務報告書について、外部監査人から最高の評価である「クリーン」意見を13年連続で取得したと発表しました。

NASAの財務報告書と予算報告は、連邦政府機関の一般に公正妥当と認められる会計原則を順守していることを証明する最高の監査意見を受けました。これらの財務報告書は、2023会計年度と2022会計年度のNASAの財務活動と開示を包括的に概観しています。監査意見は、NASAがアメリカの納税者の税金を責任を持って管理していることを再確認するものです。

NASA長官のビル・ネルソン氏は、「13年連続で、私たちが空と宇宙の未知の領域を探索する中で、財政運営の正確かつ透明性の高い報告を提供し続けている」と述べています。また、NASAの最高財務責任者であるマーガレット・ボー・シャウス氏の下、NASAはアメリカ国民からの信頼に応え、極めて重要な財務報告のベストプラクティスを維持し続けるとしています。

財務報告書には、独立監査人の意見に加え、重要な補足情報や上位の業績結果など、その他の重要な詳細が含まれています。シャウス最高財務責任者は、「NASAは、財務管理、データの完全性、信頼できる財務報告の最高水準を維持し続けている」と述べています。

2023会計年度の財務報告書は、NASAの戦略計画に基づくミッションと業績目標、およびそれがもたらす利益を説明しています。また、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の利用、気候変動研究の推進、アメリカの宇宙技術での地位の確保、アルテミス計画を通じた女性および有色人種の月面着陸の達成など、NASAの長期的優先事項の進展についても詳述しています。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-receives-best-possible-audit-opinion-in-2023-financial-report/