ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は11月15日、次世代気象観測衛星「MetOp Second Generation(MetOp-SG)」のA型とB型の最初の衛星が、フランスのトゥールーズにあるエアバスの施設で一緒に展示されたと発表した。

MetOp-SGは、現在極軌道から気象観測を行っているMetOp衛星の後継機として、20年以上にわたり気象情報を提供する計画だ。A型とB型の2種類の衛星がペアを組み、合わせて10基の観測機器を搭載する。機器は第一世代よりもはるかに高精度で、数値天気予報はもちろん、高緯度での直近の天気予報、気候監視、大気化学、海洋学、水文学、陸域応用など、幅広い分野での観測が可能になる。

ESAのMetOp-SGプロジェクトマネージャー、マーク・ロワゼレ氏は「A型とB型の最初の衛星を同じクリーンルームで見ることができるのはまれな機会だ。ヨーロッパ各国で開発・製造された衛星と観測機器を一堂に見ることができる」と述べた。A型衛星には赤外線や可視光、紫外線で撮像する機器、赤外線やマイクロ波で大気を観測する機器などが搭載され、B型衛星にはマイクロ波で撮像し、海面風や土壌湿度を観測する機器などが搭載される。

MetOp-SGミッションはヨーロッパ気象衛星運用機関(EUMETSAT)とESAの共同プロジェクトで、ESAが最初の2機の衛星を開発し、EUMETSATのために4機の衛星を調達する。2025年にA型とB型の最初の衛星がそれぞれ打ち上げられる予定だ。MetOp-SG衛星は、寿命末期に制御された再突入が可能なヨーロッパ初の衛星となる。

Source: https://www.esa.int/Applications/Observing_the_Earth/Meteorological_missions/MetOp_Second_Generation_weather_satellite_pair_show_off