アメリカ航空宇宙局(NASA)が11月16日に発表したプレスリリースによると、NASAとカリフォルニア大学バークレー校は9月22日、シリコンバレーにあるNASAエイムズ研究センターで「AI時代のスキルの未来」シンポジウムを共催した。政府、学界、産業界のリーダーが一堂に会し、AIの発展がもたらす労働者への影響について学び、議論し、協力する場となった。
1日間のイベントは、エイムズ研究センター、バークレー校ハース・ビジネススクールのフィッシャー・ビジネス分析センター、新設のコンピューティング・データサイエンス・社会学部が共同で組織した。イベントでは、様々なセクターにおけるAIの将来像と、可能性のある課題への解決策についての対話が目指された。
エイムズ研究センターのデビッド・コースマイヤー代理センター長は、NASAにおけるAIと自律技術の歴史について語り、NASAがそれをどのように将来活用できるかを示唆した。また、AIが地上での業務を支援する方法についても言及した。
シンポジウムでは、学校やビジネスにおけるAIの役割が主要テーマの1つとなった。バークレー労働センターの技術と労働プログラムディレクター、アネット・バーンハートは、労働者のプライバシーと、高生産性のAIツールのメリットとのバランスを強調した。バークレー校の学術担当副学長フレデリック・ウェールは、技術革新の進展する時代における教育の未来について語った。
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