ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の発表によると、23日にヨーロッパの新型ロケット「アリアン6号」の実際の打ち上げに備えた全規模のリハーサルが行われる。ESAのWeb TVで生中継される。アリアングループ、フランス宇宙機関CNES、ESAの地上チームが実際の打ち上げと同じカウントダウンを行う。このテストでは、コアステージのヴァルカン2.1エンジンの点火後、470秒間の安定運転が行われる。これは実際の宇宙への打ち上げ時のコアステージの飛行フェーズと同じだ。

生中継のカバレッジは、現地時間の21時10分、20分前から開始され、コアステージの推進剤が燃え尽きた後の5分間も含まれる。今回のリハーサルではブースターは点火されないため、アリアン6号はフランス領ギアナの欧州宇宙基地の発射台に留まる。

この8分間のエンジンテストは、通常の宇宙飛行時のアリアン6号コアステージの点火を再現する。発射台でのこの試験は、ヴァルカン2.1エンジンを搭載したアリアン6号の下部液体推進モジュールにとって、これまでで最長の「フルスタック」運転となる。

ヴァルカン2.1エンジンは、コアステージタンクから供給される液体酸素と液体水素の推進剤約150トンを燃焼させる。推進剤はマイナス250度以下に過冷却されている。

ヴァルカン2.1エンジンは、ヨーロッパ最も成功したロケットであるアリアン5号に搭載されたヴァルカン2エンジンの改良型。よりシンプルで安価な設計になっており、エンジンノズルに新技術が導入されている。点火システムはエンジンから発射台に移され、コアステージの性能が向上しコストが削減された。

Source: https://www.esa.int/Enabling_Support/Space_Transportation/Ariane/Watch_live_Ariane_6_eight-minute_hot-fire_test