アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月21日、月探査計画「アルテミス計画」に関するプレスリリースを発表しました。

NASAによると、アルテミス計画は2024年までに初の女性宇宙飛行士と人類初の有色人種の月面着陸を目指す月探査計画だといいます。アポロ計画の双子の姉妹にちなんでアルテミスと名付けられたこの計画では、月の南極点に有人宇宙船を着陸させて月面を調査することが計画されています。

アルテミス計画では世界最強の大型ロケット「スペース・ローンチ・システム」と宇宙船「オリオン」が使用されます。オリオンは最大4人の宇宙飛行士を乗せて月周回軌道に入り、月周回ステーション「ゲートウェイ」とドッキング。ゲートウェイを拠点として月面ランダーで月面に降り立ちます。

アルテミス1号は無人の試験飛行、2号は有人で月周回を行う予定です。3号機で初の月面着陸が計画されていて、南極点で水の探査や月面生活の実験などを行うことになっています。

NASAはアルテミス計画を通じて、月や地球、太陽に関する科学的知見を広げるとともに、将来の火星有人探査に向けた技術を確立する狙いがあるとしています。

Source: https://www.nasa.gov/learning-resources/for-kids-and-students/what-is-the-artemis-program-grades-k-4/