宇宙産業サービス会社のSpace BD株式会社は、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」を活用したライフサイエンス実験において、国内外の企業・研究機関からのサンプルのISSへの打上げとISS船内での実験が完了したと発表しました。サンプルはSpaceX社が運用するNASAの補給船に搭載され、2023年11月10日に米国から打ち上げられ、11日にISSにドッキングしました。

Space BDはJAXAや丸和栄養食品と提携し、サンプルの準備から打上げ、実験支援を行いました。今回はJAXAの公募案件約50サンプルに加え、学習院高校の生徒15名が結晶化実験を行ったタンパク質サンプルも含まれていました。Space BDはISSを活用した「タンパク構造解析サービス」で、創薬研究のターゲットタンパク質構造情報の決定や化合物との相互作用検証を支援しています。今回の成功は、宇宙を活用した新薬開発のリードタイム短縮とコスト削減につながるとしています。

Source: PR TIMES