アメリカ航空宇宙局(NASA)が11月27日に発表したプレスリリースによると、ビル・ネルソンNASA長官らNASAの幹部が、11月30日から12月12日にかけてアラブ首長国連邦ドバイで開催される国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)に参加する。

この国際会議は、気候変動に取り組む国々が集まる重要な会議で、バイデン政権とNASAにとって気候変動対策は最優先課題の1つ。NASA長官が初めてこの会議に参加し、世界約200か国から7万人が参加する見込み。

ネルソン長官は初の宇宙機関長官サミットに参加し、気候変動対策を強化し、宇宙活動の持続可能性を促進する共同声明に合意する。

カテ・カルビン首席科学者らNASA幹部も、NASAの気候科学が海洋の健康、熱波、山火事、ハリケーン、洪水、干ばつなどをモデル化し予測するのにどう役立っているかを示すNASAHyperwallでプレゼンを行う。

NASAは衛星などを通じた観測により、地球温暖化ガス排出量、海面上昇、雲、降水量など気候変動を理解する上で欠かせないデータを提供している。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-leadership-to-participate-in-global-climate-change-conference/