アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、

月面輸送サービスを提供するAstrobotic社は11月28日、2023年に初の月面着陸ミッション「Peregrine Mission One」を実施すると発表した。Astrobotic社はピッツバーグに拠点を置く民間企業で、このミッションでは同社の月面着陸船「Peregrine」によって科学実験装置やローバーなど14基のペイロードを月面に輸送する計画だ。

PeregrineはアトラスVロケットで打ち上げられ、月周回軌道に到達後に月面にソフトランディングする。着陸地点は月の南極域にあるラクー・クレーターで、これまで手つかずの地域に初めてアクセスできる可能性がある。Astrobotic社では、このミッションが民間企業による月面ミッションの先駆けとなり、月やその資源の商業利用が加速することを期待している。

NASAは今後もAstrobotic社を含む民間企業と協力し、月面インフラの構築や有人宇宙探査ミッションの支援などを目指す方針だ。

Source: https://www.nasa.gov/missions/artemis/clps/astrobotic-peregrine-mission-one/