ヨーロッパ宇宙機関(ESA)は11月28日、40年前の同日に初の有人宇宙飛行ミッションであるスペースラブモジュールがスペースシャトルに搭載されて打ち上げられたことを記念し、プレスリリースを発表した。

ESAによると、スペースラブはESA初の宇宙飛行士ウルフ・メルボルドを乗せ、シャトルの貨物室内に設置されることで、科学研究のためのミニ宇宙ステーションとなった。ESAはその後もコロンバス実験棟をはじめ、国際宇宙ステーションの多くのモジュールや補給船の製造に関わるなど、有人モジュール分野で高い能力を発揮している。

スペースラブの技術は、月周回ステーションゲートウェイで使用されるモジュールなど、現在のプロジェクトにも受け継がれている。ゲートウェイの欧州製モジュールは全体の半分以上を占める見込みで、ESAは有人宇宙活動分野で重要な役割を果たし続けている。

プレスリリースは、有人宇宙活動40周年を記念してESAが公開したもので、欧州の宇宙開発史と最新プロジェクトのつながりをアピールする内容となっている。

Source: https://www.esa.int/Enabling_Support/Space_Engineering_Technology/Spacelab_to_Gateway_40_years_of_modules_for_people_in_space