アメリカ航空宇宙局(NASA)は11月中旬、月面有人拠点構想「アーキテクチャ・コンセプト・レビュー」の年次会合をフロリダ州のケネディ宇宙センターで開催した。NASAの発表によると、この会合には同局の全センターから代表が参加。月面有人活動から火星有人探査に向けたロードマップ策定のための議論が行われた。

NASAは人類の火星有人探査実現に向けて、月面有人基地建設を次なる目標と位置付けている。今回のレビューでは、火星有人ミッションに向けた基盤的な意思決定に焦点が置かれ、月面での長期滞在ミッションの具体的な要素についても詳細な検討が加えられたという。

レビューでは技術的課題の特定や産業界との連携方策の検討も行われた。NASAは来年早々にレビュー結果を取りまとめ、月面有人探査のロードマップを更新する方針だ。

Source: https://www.nasa.gov/general/nasa-conducts-annual-moon-to-mars-architecture-concept-review/