アメリカのNASAの発表によると、

長年NASAで活躍してきたKristen Erickson氏が2023年末に退職することが12月1日に発表されました。Erickson氏は40年以上にわたりNASAで働き、数多くの科学者や技術者を指導してきました。1983年にテキサス州のジョンソン宇宙センターでキャリアをスタートさせ、チャレンジャー号の事故後にワシントンD.C.の本部に異動。スペースシャトル計画の全盛期に9回/年のミッションを支えるビジネスオフィスを9年間率いました。

その後、ハーバード大学のフェローシップで学んだ後、本部に戻り、新設の生物物理研究室(現在の科学ミッション部門の1部門)の統括マネージャーに。次いで、当時の副長官の下で新設の広報計画室長として、より戦略的な対外活動の統合を推進。NASA50周年事業、アポロ11号40周年事業などを率いました。

2009年から科学ミッション部門で、一体的な対外活動の重要性を引き続き推進。太陽系年キャンペーン、彗星接近、金星の太陽面通過、火星探査機キュリオシティの着陸など、記録的な関心と参加を呼び起こしました。

2017年の全米日食時のコミュニケーションも率い、88%の米国成人が関心を寄せる大成功を収めました。エリクソン氏は、2024年4月8日の日食でこれを上回ることを期待していると述べています。

長年の業績について、エリクソン氏は「NASAチームの不可能を可能にする力にはいつも感動する。全員がプロセスに含まれていると感じる時がそうだ」と語っています。

Source: https://science.nasa.gov/directorates/smd/erickson-to-retire-after-over-40-years-of-service/