アメリカ航空宇宙局(NASA)は12月4日、地球温暖化ガスセンターを立ち上げ、気候変動データを共有すると発表した。

NASAのビル・ネルソン長官は、米国環境保護庁(EPA)のマイケル・リーガン長官らとともに、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)で、この地球温暖化ガスセンターを披露した。

ネルソン長官は「NASAのデータは、気候を保護するために必要な変化を地上で実現するうえで不可欠だ。地球温暖化ガスセンターは、バイデン政権が重要なデータをより多くの人々-科学者、政策決定者、気候変動の影響を知りたい一般市民-に提供するために取り組んでいる別の一方式だ」と述べた。

地球温暖化ガスセンターは、米国政府機関や非営利団体、民間企業との連携の拠点として機能する。国際宇宙ステーション、各種衛星や航空機、地上局からの観測データやコンピュータモデルがオンラインで利用できる。

センターの主導実施機関であるNASAは、EPA、国立標準技術研究所、国立海洋大気局とパートナーシップを結んだ。これらの米国連邦機関の科学者が、温室効果ガスのデータセットと解析ツールのカタログを策定した。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/nasa-partners-launch-us-greenhouse-gas-center-to-share-climate-data/