アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した4人の宇宙飛行士が12月6日、テキサス州ヒューストンのスペースセンター・ヒューストンで初めて一般公開の場に姿を見せる。ISSに157日間滞在したニコール・マン、ジョシュ・カサダ、フランク・ルビオのNASA宇宙飛行士と、505日間の宇宙滞在経験を持つ若田光一JAXA宇宙飛行士は、無料イベントでミッションのハイライトを共有する。また、ミッションの成功に貢献した主要メンバーを称える授賞式にも参加する。

マン、カサダ、若田、ロスコスモス宇宙飛行士のアンナ・キキナは、2022年10月に国際宇宙ステーションへ5回目の商業クルーローテーションミッションとして打ち上げられた。157日間のミッションで、66,577,531マイルを移動し、2,512周の地球軌道を完了した後、2023年3月11日にフロリダ州タンパ沖に帰還した。

一方、ルビオとロスコスモス宇宙飛行士のセルゲイ・プロコピエフ、ドミトリー・ペテリンは、2022年9月にソユーズMS-22宇宙船でISS第68・69次長期滞在クルーとして打ち上げられた。371日間のミッションで157,412,306マイルを移動し、5,963周の地球軌道を完了後、2023年9月27日にソユーズMS-23宇宙船でカザフスタンに帰還した。ルビオは、アメリカ人としての単独宇宙滞在記録を更新した。

ISS滞在中、クルーは重要な科学実験を実施し、軌道上研究施設の維持に尽力した。植物を土なしで育てる水耕栽培と空気栽培の技術試験や、月面ローバー設計改良のための模擬月面重力下での液体の動き実験、ヨーグルトやケフィア、イースト飲料から必要な栄養素をオンデマンドで生成するシステムの試験などを行った。また、ウガンダとジンバブエの初の衛星を放出した。

Source: https://www.nasa.gov/news-release/expedition-68-crew-with-three-nasa-astronauts-to-discuss-mission/