アメリカ航空宇宙局(NASA)のネルソン長官は、12月4日にアラブ首長国連邦(UAE)ドバイで開催された国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)において、初めての宇宙機関長官サミットに参加した。UAE宇宙局が主催したこのサミットで、ネルソン長官は気候データを透明かつ公開することの重要性を強調した。

24か国の宇宙機関のリーダーは、既存および新興の宇宙先進国間でのデータ共有強化、宇宙セクター内の気候研究イニシアチブに対する資源と資金の割り当てによる気候研究の強化、新しいプログラムの確立による気候モニタリングイニシアチブの支援、宇宙操作の環境への影響を最小限に抑えることによる持続可能な宇宙操作の推進などについて議論した。

サミットの終わりに、参加者は2015年のパリ協定で概説されたコミットメントを満たすために気候行動を変革し加速するための宇宙ベースの気候イニシアチブを強化することを誓う宣言を採択した。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/nasa-administrator-bill-nelson-participates-in-space-agencies-leaders-summit-at-cop-28/