アメリカ航空宇宙局(NASA)は12月6日、月面極域における氷の掘削を競う「ブレイク・ザ・アイス・ルナ・チャレンジ」の最終選考に残った6チームを発表した。このコンテストは2020年に始まり、月の南極などの極域で活動できるロボットシステムの開発を目指している。氷点下の過酷な環境下でも稼働でき、太陽光に頼らないエネルギー源を持つことが条件となっている。

このコンテストで開発されたシステムは、将来的にNASAの月面ミッションで活用され、永久影の地域からレゴリス(月の表面を覆う土壌)を掘削し、そこに含まれる水などの資源を人類の月面活動に役立てることを目指している。

第1段階のコンセプトデザインフェーズを経て、今回残った6チームは来春、NASAの試験施設でプロトタイプ機の実証試験を行い、最終的な優勝チームを決定する。1位には100万ドル、2位には50万ドルの賞金が授与される。

このコンテストは、NASAのマーシャル宇宙飛行センターが主催し、ケネディ宇宙センターなどが支援している。月面での常住を実現するための重要な技術開発と位置付けられており、民間の技術力を活用することで、有人月面活動の準備を加速させることを目指している。

Source: https://www.nasa.gov/directorates/stmd/stmd-prizes-challenges-crowdsourcing-program/centennial-challenges/six-finalists-named-in-nasas-3-5-million-break-the-ice-challenge/