アメリカのNASAの発表によると、国際研究チームが10月と11月に南アフリカのケープフローリスティック地方で、世界で最も生物多様性の高い地域の一つを研究するための野外調査を行った。この調査は、BioSCapeと呼ばれる大規模な共同研究の一環で、アメリカ側はNASA、ニューヨーク州立大学バッファロー校、カリフォルニア大学マーセド校が主導し、南アフリカ側はケープタウン大学と南アフリカ環境観測ネットワークが主導した。

ケープフローリスティック地方は南アフリカ南西端の約100万ヘクタールをカバーし、他の地域には存在しない多くの植物や動物の種が生息する生物多様性ホットスポットで、国連教育科学文化機関(UNESCO)の世界遺産にも指定されている。

研究チームは、航空機や衛星によるリモートセンシングが、この地域の陸上、淡水、海洋の生物多様性をどの程度特徴づけられるかを検証した。宇宙や航空機からの観測は、野外調査よりも広範囲を速く頻繁にカバーできるため、外来種のマッピングや有害藻類ブルームの要因理解など、幅広い実務への応用が可能だ。

研究者は陸上と水中の両方でデータを収集し、植物や動物の調査、環境DNAサンプルの採取などを行った。これらの発見は、NASAの4つの航空機搭載センサーと2つの衛星搭載センサーによって収集された種情報を補完し、確認するのに役立つ。

BioSCapeで収集されたデータは、南アフリカの人々にとって幅広い研究と応用の可能性を秘めている。このプロジェクトは南アフリカの複数の機関との協力で設計されており、国立公園システムもBioSCapeからのデータと分析を天然資源管理に取り入れる予定だ。

Source: https://www.nasa.gov/missions/airborne-science/nasa-helps-study-one-of-the-worlds-most-diverse-ecosystems/