アメリカ航空宇宙局(NASA)は12月11日、1993年12月8日にハッブル宇宙望遠鏡の修理を行った宇宙飛行士キャスリン・C・ソーントン氏の宇宙遊泳中の画像を公開した。

画像は、ハッブル望遠鏡の初期性能を回復するために行われた11日間のミッション「サービシング・ミッション1」の一場面を捉えている。1990年のハッブル望遠鏡の打ち上げ後、主鏡に欠陥があることが判明し、初期の画像の鮮明さに影響が出ていた。幸いハッブルは軌道上での修理や部品交換、技術更新が可能な設計だったため、ソーントン氏ら宇宙飛行士によるこのミッションで性能が回復した。

NASAはソーントン氏へのインタビューも公開しており、画期的なこのミッションの裏側や困難、成功への道のりなどの貴重な体験談が語られている。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/astronaut-kathryn-thornton-works-on-hubble-space-telescope/