アメリカのNASAの発表によると、超新星残骸カシオペヤ座A(Cas A)がNASAのジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による新しい画像で明るく輝いている。12月10日に撮影されたこの近赤外線カメラ(NIRCam)の画像は、これまでにない高解像度でこの星の爆発の残骸を拡大していく様子をとらえている。

Cas Aは、宇宙で最も研究され尽くした超新星残骸の一つである。これまで、NASAのチャンドラX線観測衛星やハッブル宇宙望遠鏡、そして退役したスピッツァ宇宙望遠鏡など、地上および宇宙望遠鏡によって、この天体の多波長の画像が集められてきた。

しかし、天文学者たちはCas Aの研究に新たな時代を迎えている。2023年4月、ウェッブの中間赤外線装置(MIRI)が、超新星残骸の内殻に新しく予期せぬ特徴を明らかにし始めた。その多くの特徴は、新しいNIRCamの画像では見えない。天文学者たちは、なぜそうなのかを調査している。

このカシオペヤ座Aの新しい画像から、私たちは何が学べるだろうか。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/webb-sheds-light-on-an-exploded-star/