アメリカのNASAの発表によると、NASAの赤外線望遠鏡NEOWISEは2013年12月13日に再起動されてから10年の歴史を迎えた。NEOWISEはこれまでに一度限りの彗星の発見や3000個以上の地球接近小惑星の観測など、数々の成果を上げてきた。しかし、太陽活動の影響でNEOWISEは徐々に地球大気圏に落下しつつあり、2025年初めには使用不能になる見込みだ。NEOWISEは2009年にWISEとして打ち上げられ、2011年に一旦休止状態となった後、2013年に地球接近小惑星の調査を目的として再起動された。これまでに44,000個以上の太陽系小天体の観測データを蓄積し、215個の地球接近小惑星を発見した。また、彗星C/2020 F3 (NEOWISE)の発見なども行った。NEOWISEの観測アーカイブは、ミッション終了後も長期にわたり研究に資すると期待されている。

Source: https://www.nasa.gov/missions/neowise/nasas-neowise-celebrates-10-years-plans-end-of-mission/