アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、同局はベンチャークラスの打ち上げサービスを提供するため、ABL Space Systems、Astra Space、Blue Origin Florida、Firefly Space Transport Services、L2 Solutions/SEOPS、Northrop Grumman Systems、Phantom Space、Relativity Space、Rocket Lab USA、SpaceX、United Launch Servicesなどの民間企業と協力している。

これは、科学技術ペイロードの新たな機会を提供するためのもので、リスク許容度の高いペイロードにFAAの商業打ち上げライセンスを利用することで、低コストで宇宙へのアクセスを広げることを目指している。

最近の動向としては、VADR契約の一環として、数機の小型衛星ミッションの打ち上げサービスの調達が行われた。L2 Solutions/SEOPSには、エームズ研究センターのPathfinder Technology Demonstratorシリーズミッションの一環として、2機の6U CubeSatをSpaceXのTransporter-11ミッションによりヴァンデンバーグ空軍基地から打ち上げることの調達が行われた。また、SpaceXには、ゴダード宇宙飛行センターのDioneやラングレー研究センターのARCSTONEなどの6U CubeSatの打ち上げも調達されている。さらに、ゴダード宇宙飛行センターのTotal and Spectral Solar Irradiance Sensor-2の打ち上げもSpaceXに調達された。

NASAは引き続き、成長しつつある米国の商業打ち上げ市場の発展を促すため、低コストな打ち上げサービスの調達を進めている。

Source: https://www.nasa.gov/directorates/somd/launch-services-office/lsp/nasa-provides-update-on-venture-class-launch-services/