アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、フロリダ州ケネディ宇宙センターにある国際宇宙ステーション処理施設(SSPF)の名称が、国際宇宙ステーションのレガシーを称えながら、多目的処理施設としての役割を反映した「宇宙システム処理施設」に変更された。

SSPFは国際宇宙ステーションのコンポーネントの最終停留所として建設され、1998年12月のSTS-88ミッションで軌道に運ばれた最初の米製モジュール「ユニティ」の処理を行った。それ以来、SSPFは宇宙ステーションの構成要素、フライトハードウェア、科学実験の清浄室環境での処理の中心的な役割を果たしてきた。

ケネディ宇宙センター長のジャネット・ペトロ氏は、「SSPFはこの25年間、宇宙ステーションの建設と維持に必要な重要なコンポーネントと要素の多くを処理してきた」と述べ、名称変更は多目的処理環境への進化を反映していると説明した。

現在、SSPFの処理エリアはアルテミスや商業補給サービスなどのNASAプログラムで使用されており、ゲートウェイの処理は数年内に始まる予定だ。ノースロップ・グラマン、シエラ・スペース、スペースXなどの民間企業もペイロードとハードウェアの製造・処理を施設内で行っている。

Source: https://www.nasa.gov/centers-and-facilities/kennedy/nasa-facility-builds-on-space-station-legacy-at-kennedy/