アメリカのNASAの発表によると、12月17日はライト兄弟による世界初の動力付き制御飛行から120年の記念日だ。1903年12月17日、オーヴィル・ライトが兄のウィルバーが見守る中、地球上で初の動力付き制御飛行を行った。オーヴィルはその日の1回目の飛行で12秒間で120フィートを飛行した。ライト兄弟はその日に4回の飛行を行い、その度に飛行距離を伸ばしていった。
Flyer 1号機は4回目の飛行後に修理不可能なほど破損したが、オーヴィルは部品をオハイオ州に持ち帰り復元した。1948年までロンドン科学博物館に展示された後、スミソニアン博物館が所有することとなった。
ライト兄弟の遺産は地球を超えており、NASAのインジェニュイティ火星ヘリコプターにはFlyer 1の主翼の一部が取り付けられている。2023年12月2日時点で、インジェニュイティの総飛行距離は9.6マイル、総飛行時間は2時間1分5秒に達している。その画期的なミッションは継続中で、将来の火星航空探査の道を切り拓いている。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/120th-anniversary-of-the-first-powered-controlled-flight/