アメリカ航空宇宙局(NASA)の発表によると、月周回飛行ミッション「アルテミス計画」の第2弾となる有人ミッション「アルテミス2号」の乗組員が12月14日、ワシントンD.C.のホワイトハウスを訪れ、バイデン大統領とオバルオフィスで面会した。

アルテミス2号の乗組員は、NASAのリード・ワイズマン、ビクター・グローバー、クリスティーナ・コックの3名と、カナダ宇宙庁(CSA)のジェレミー・ハンセンの4名。彼らは2024年後半にフロリダ州のケネディ宇宙センターからスペース・ローンチ・システム(SLS)ロケットで打ち上げられ、オリオン宇宙船に搭乗。10日間にわたり月周回飛行を行う。

乗組員は大統領と面会し、訓練やミッションの計画について説明するとともに、月の科学研究の意義についても語った。オバルオフィスには1972年にアポロ宇宙飛行士が持ち帰った月の石が展示されており、アルテミスミッションで採取される新たな月試料は、月の起源や進化、太陽との相互作用などを解明する手がかりになると期待されている。

また乗組員は、国家宇宙会議の議長を務めるハリス副大統領とも別途面会した。アルテミス計画が技術革新と国際協力の成果であることを確認した。

NASAはアルテミス計画を通じ、人類のためにリードし、革新し、発見し、インスピレーションを与えることを目指している。

Source: https://www.nasa.gov/general/nasas-artemis-ii-crew-meet-with-president-vp-at-white-house/