アメリカ航空宇宙局(NASA)が12月19日、クリスマスツリー星団と呼ばれるNGC 2264の新しい画像を公開しました。

この画像は、地球から約2500光年離れた天の川銀河内にある、100万年から500万年程度の若い星の集団です。星団を構成する星の質量は、太陽の10分の1から7倍とさまざまで、太陽より小さくも大きな星が混在しています。

今回公開されたコンポジット画像は、色の選択と画像の回転によって、クリスマスツリーの形状を際立たせています。点滅する青と白の光は、NASAのチャンドラX線天文台が検出したX線を放つ若い星で、ツリーの飾り付けに見立てられています。キットピーク天文台の0.9m望遠鏡がとらえた光学データは、ツリーの松葉を表す緑のガス雲を示しています。2MASS全天サーベイの赤外線データは、前景と背景の星を白く映し出しています。画像は天文学的な北を上にするのが通例ですが、ツリーの頂点が画像上部にくるよう時計回りに約160度回転させられています。

動画版では、X線で検出された若い星が点滅する様子が再現され、まさにクリスマスツリーのライトのような演出となっています。NGC 2264のような若い星は変動が激しく、磁場に関連する活動や表面のフレア、回転に伴う明るい部分と暗い部分の出現など、さまざまな波長で変化が見られます。ただし、このアニメーションでの点滅の同期は擬似的なもので、実際には星の変動に同期はありません。

NASAは、この若い星の集団がまさにコズミック・クリスマスツリーのように見える画像を公開し、星形成の研究に新たな手がかりを得ることを期待している、としています。

Source: https://www.nasa.gov/image-article/telescopes-illuminate-christmas-tree-cluster/