ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の発表によると、国際研究チームがESAの大型遠心力発生装置を使用し、宇宙飛行士が宇宙滞在中に貧血になる原因を調査している。

ボリビアのラパスにあるカトリック大学の女性研究者5人からなるチームは、ロケット打ち上げ時の超重力が赤血球の破壊を引き起こし、宇宙滞在中の貧血の一因となっている可能性を検証するため、オランダのESA施設で2週間にわたり研究を行った。

ESAの大型遠心力発生装置は、最大で地球の20倍の遠心力を発生できる装置で、研究チームは7.5Gと15Gの環境下で赤血球サンプルを10分、30分、60分間遠心力にさらし、通常の重力環境下でのサンプルと比較した。ロケット打ち上げ時の超重力環境は数分間だが、超重力環境下での時間の長さが赤血球への影響に違いがあるかを調べた。

研究チームは国連とESAの支援プログラムを通じてこの研究機会を得た。宇宙環境が血液に与える影響の解明は、長期の宇宙滞在を可能にする上で重要だとしている。

Source: https://www.esa.int/Enabling_Support/Space_Engineering_Technology/Bolivia_s_hypergravity_blood_cell_test_for_astronaut_health