アメリカのNASAの発表によると、NASAは小規模ビジネスに対する支援を継続するコミットメントの一環として、新たな航空宇宙技術を進展させるために、第二回目となるSmall Business Innovation Research (SBIR) Igniteのフェーズ1の助成金を発表した。選ばれた10社の小規模ビジネスは、それぞれ最大15万ドルの助成金を受け取り、提案されたイノベーションの科学的、技術的、商業的な実現可能性を6ヶ月以内に確立する。これは、SBIRのメインプログラムのフェーズ1と同じ期間である。

この3年間のパイロットプログラムであるIgniteは、SBIRプログラムの一環として、商業化に焦点を当てた小規模ビジネス、スタートアップ、起業家に資金提供やその他の支援を行い、初期段階の技術アイデアを発展させるのを後押しする。

NASAのJason Kesslerプログラム責任者は、「SBIR Igniteを通じて提供できる投資は、強力な商業的可能性を秘めた技術を外部の投資家、顧客、パートナーにとって魅力的にするのに役立ち、連邦政府の研究開発資金から生まれたイノベーションの民間部門における商業化を進展させるという、すべてのSBIRプログラムの時には見過ごされがちな目標の達成にも資するだろう」と述べている。

NASAを主要な顧客として目指すのではなく、製品の商業化に焦点を当てる企業をターゲットとすることが、NASAの従来の公募との主な違いである。Igniteは、商業市場の需要に応じてテーマを絞り込んでおり、宇宙分野の新たな商業市場の出現を促進することを目指している。

Source: https://www.nasa.gov/directorates/stmd/sbir-sttr/nasas-new-investments-in-commercialization-focused-small-businesses/