アメリカのNASAの発表によると、

アメリカ宇宙学会(ASGSR)の年次総会が先日、ワシントンD.C.で開催され、850人以上の科学者、技術者、教育者、学生が世界中から参加した。この総会では、微小重力環境下での研究の最新成果が発表され、宇宙探査の将来について議論が交わされた。

基調講演では、NASAの生物物理科学部門のリサ・カーネル部門長が、宇宙科学分野でのアメリカの指導力を維持するには、生物学と物理科学の最先端で変革的な科学を切り開いていく必要があると主張した。また、元宇宙飛行士のボニー・ダンバー氏も、宇宙科学研究への十分な資金提供の重要性を訴えた。

300件以上の研究発表が行われ、持続可能な宇宙探査のための新技術開発、重力が生体に及ぼす影響、商業宇宙産業の支援、国際協力の重要性、宇宙研究の地球への貢献可能性などについて議論された。

来年の総会は2024年12月3日から7日にプエルトリコで開催される予定だ。

Source: https://science.nasa.gov/science-research/biological-physical-sciences/asgsr-2023-annual-conference/